シニア保険

シニア保険

メリット
高齢者の保障見直しに対応できる
デメリット
保険料が割高

中高齢者向けの終身、医療、介護保険

 シニア保険とは、これまでなら新規加入をためらう年代である主に50代から80歳までの方を対象とした保険です。高齢化社会にともない、保険会社が市場の拡大を狙ったことで新たな商品群が登場することになりました。

保険のカテゴリでは、死亡後に保障が受けられる終身型と、入院費などの医療費が保障される医療保障型が用意されています。

(1)葬儀費用型
死亡保障の保険です。葬祭費用の支払いをセールスポイントにした「人生まだまだこれからだ」(アメリカンホーム保険会社)などがあります。
(2)医療費型
ケガや病気の入院保障を用意しています。「アリコの入院保険まもりたい」(アリコジャパン)や、骨折に重点を置いた傷害保険の「まいにち安心(アクティブシニア傷害保険)」(アメリカンホーム保険会社)などがあります。
(3)介護保険
介護費用を保障します(詳しくは介護費用保険の項参照)。「一生健命」(太陽生命)のように、保障を介護のみに絞った介護保険もシニア保険の範疇に入ります。
また、加入についてはいずれも無診査、もしくは比較的ゆるい問診になり、実質的には無選択型保険と重なります。問診についてはあるものとないもので2通りに分かれます。
(1)無選択型
規定の年令に達していれば、病歴に関係なく誰でも加入できます。
「お祝金付 はいれます終身保険」「はいれます終身保険」「悠悠はつらつ入院保険」(いずれもアリコジャパン)や「ザ・大人の医療保険」(アメリカンホーム保険会社)、「終身保険どなたでも」(アフラック)などは、医師の診査も告知書も必要としません。
(2)準無選択型
健康状態について診査はありませんが、簡単な質問(告知)があるというケースがこのタイプです。一定の病歴があると保険加入ができない可能性もありますが、保険料は無選択型よりも安くなっています。「まもりたい」(アリコジャパン)、「医療名人Ⅹ」(日本生命)、「千客万頼」(住友生命)、「シニアにキチンと!医療保険」(AIU保険)などがこのタイブです。

不足している保障と保険料の兼ね合いで検討を

団塊世代の定年退職が取り沙汰される昨今ですが、高齢となり人生にひとつの区切りがついたことで、自らの保障を見直す場合もでてきます。
たとえば、これまで家族のために死亡保障に重点をおいていたものを、子どもの独立を機会こ医療保障を重視するものに見直す、といったかたちです。

そんなときに、シニア保険は選択肢として考えられるでしょう。ただ、高齢者向けですから、余命や健康状態等保険金支払いの点からはリスクの高い人となり、保険料は総じて高めです。中には「医療王介護なっとくプラン」(朝日生命)のように、死亡給付金や返戻金をなくすことで保険料を押さえたものもあります。

多くは40代~50代から加入できるようになっていますが、若いうち(たとえば40代など)に加入すると、支払う保険料が受け取る保険金を上回る場合もあります。また、病気によっては保障の対象外になります。 
現在加入している保険の中身をよく確認して、不足しているものと検討中のシニア保険の保険料を見比べ、どうしても必要な保障だけ加入を検討するものといえます。

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本書で紹介している各保険商品のデータは、2007年5月現在、各社がWebサイトやパンフレットで公開している情報をもとに、筆者(草野直樹)による調査や意見によって構成しています。各保険商品の詳細は時期より変更されることがあります。商品の検討をする際には、各保険会社に詳細をお問い合わせ下さい。

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出典:
生命保険のウソ・ホント
著者:
草野 直樹
出版社:
九天社