第五回:同一保障で保険料を安くするには 1/2

保険金を支払う確率の低い加入者に保険料を割引き

量販店などの家電販売は、定価よりも割り引いて販売するのは"当たり前"ですが、保険はそうした売り方は許されません。保険業法で、募集人の保険契約の締結又は保険募集を行うにあたっての割引・割戻しなどを禁じているためです。

ただし、保険商品によっては、保険金を支払う確率の低い人たちに対して、その分保険料を割り引く場合があります。それらはリスク区分型保険といわれるもので、割引の料率によって保険料を少なくしています。

割り引く料率は次のようなものがあります。

(1)優良体(健康体)料率
BMI(ボディ・マス・インデックス:肥満度指数)や血圧、尿検査などで一定の基準を満たしている場合、通常より安い保険料になります。たとえば、「定期保険Lightフィットプラン健康割引特約  (元気割引)付」(アフラック)は、「アフラック所定の『元気割引引受基準』を満たす健康な方」なら、3%~15%の保険料が割り引かれます。
(2)非喫煙者料率
過去1年ないしは2年、非喫煙者である場合、通常より安い保険料率を適用するものです。ソニー生命は、「平準定期保険(喫煙リスク区分型)」で12%~35%の非喫煙割引があるほか、「ニューエグゼクティブライフ」「逓減定期」「家族収入保険」などで同割引が適用されます。「無解約返戻金型収入保障保険」(日本輿和生命)では、非喫煙者で健康状態が同社の定める基準に適合するなら、35歳男性で17%保険料が安くなります。
(3)優良運転者料率
「優良運転者」に通常より安い保険料率を適用するものです。自動車保険には無事故割引がありますが、優良な運転なら事故死の確率も低いので、生命保険も安くなるということでしょう。優良かどうかは、「ゴールド免許」「自動車保険の等級」等で判断します。「『元気You割』付収入保障保険」(三井住友海上きらめき生命)は、非喫煙者+優良体+優良運転者で、23.7%保険料が割り引かれます。
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本書で紹介している各保険商品のデータは、2007年5月現在、各社がWebサイトやパンフレットで公開している情報をもとに、筆者(草野直樹)による調査や意見によって構成しています。各保険商品の詳細は時期より変更されることがあります。商品の検討をする際には、各保険会社に詳細をお問い合わせ下さい。

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生命保険のウソ・ホント

出典:
生命保険のウソ・ホント
著者:
草野 直樹
出版社:
九天社