最終回:保険料の支払い方法 2/2
払い込みができなかった場合はどうなる?
保険料の支払い方には、一時払い、平準払い、前期全納払いなどがあります。保険商品によってどの支払い方法であるのかは様々ですが、月払いはほとんどの商品で、半年払いも多くの商品で採用している払込方法です。
では、そうした平準払いが滞ってしまった場合、保険はどうなるのでしょうか。
保険料の支払い方には、一時払い、平準払い、前期全納払いなどがあります。保険商品によってどの支払い方法であるのかは様々ですが、月払いはほとんどの商品で、半年払いも多くの商品で採用している払込方法です。
では、そうした平準払いが滞ってしまった場合、保険はどうなるのでしょうか。
保険料の払い込みには、通常、クレジットカードと銀行口座からの引き落としという2通りの方法があります。
クレジットカードで保険に加入することについては、まるで物を買うようで違和感を感じるかもしれません。その点はいうなれば、保険加入も「保障という商品の購入を行う」ということでしょう。
大事なことは、いつ保障が始まり、いつ保険が終了し、いつが満期日なのかということです。加入時に説明を受けることはもちろんですが、すでに加入済みのものは保険証券を確認し、書かれていなければ営業担当者に確認してメモ書きを証券に添付しておいてもいいでしょう。
クーリングオフの起算日にも関係がありますが、生命保険の場合、いつから保障が始まるかについて加入者が誤解するかもしれない複雑さをもっています。というのは、その保険の加入に関わるいくつもの「○○日」があるからです。保険加入に際しては、次の「○○日」についてそれぞれの意味の違いを把握しておく必要があります。
たとえば、「フェミニーヌ」や「終身医療保険ワハハ21セレクト」など揖保ジャパンひまわり生命の商品は、「申込日または第1回保険料(相当額)の払込日(カードの有効性確認の日)のいずれか遅い日から起算して15日以内」となっています。
消費者が、自宅などで訪問販売による契約をした場合、一定の期間内であれば違約金などの請求を受けることなくそれを撤回、または解除できるクーリングオフという制度があります。自らの意思で店舗に出向くのではなく、不意な訪問を受けて勧誘された場合、自らの意思がはっきりしないままに契約の申し込みをしてしまうことがあるためです。
一方、保険の募集人には代理店という制度があります。保険代理店は保険会社から委託され保険募集を行う独立した事業体で、契約締結の代理権を有しています。元請け保険会社とはいわばフランチャイズのような関係でしょうか。
保険の契約は通販のような例外を除き、生命保険、損害保険にかかわらず、営業担当者が窓口役となって保険を勧めたり加入者と契約書をかわしたりします。
それ以外には、「高額割引制度」といって高額の保険金を契約すると保険料が安くなるものがあります。定期保険の「クオリティエトセトラセーブ」(アイエヌジー保険)は、「優良体料率適用特約」を付加できるほか、保険金額が高額になると「高額割引制度」が適用され、さらに保険料が安くなります。
量販店などの家電販売は、定価よりも割り引いて販売するのは"当たり前"ですが、保険はそうした売り方は許されません。保険業法で、募集人の保険契約の締結又は保険募集を行うにあたっての割引・割戻しなどを禁じているためです。
「医療費の自己負担の中には、差額ベッド代や保険のきかない先進医療の世話になる場合もある。そう考えると、少しでも保障は多い方がいいと思ってしまう」
たしかに、高額還付の対象に「差額ベッド代」は含まれていません。
それを利用した場合には自己負担です。ただし、差額ベット代は患者が希望した場合でない限り、つまり病院の都合で差額ベッドになってしまった場合、病院側は強制的に集金できないことになってます。現実の交渉では難しいかも知れませんが、医療費負担としてどうしても支払えない場合には拒否するという選択肢はあり得ます。
そもそも生命保険の入院保険金は、入院したらその日数だけ必ず受け取れるというわけではありません。まず、1回の入院で60日、120日など支払い保障限度期間が決められています。そして、ある病気で入院し、その後また別の病気で入院する場合、一定の期間が開ないと「2回目の入院」ではなく「1回目の入院」の続きとみなされ、日数が前の入院日数と合算されてしまいます。さらに、一定期間開けて複数回入院できても、今度は通算の保障限度日数があり、これを超えるとやはり支払われません(がん保険については入院保障は無制限です)。
生命保険各商品のパンフレットを見ると、そこには必ず費用の具体的な金額が書かれています。がん保険ならがんによる入院費や治療代、介護費用保険なら介護の自己負担など、その数字の大きさだけ見ると、いかにもすぐにその保険に入らなければならないような気にさせられてしまいます。しかし、ちょっと考えてみる必要があります。
保険と関わりのある人生の「費用リスク」を具体的に挙げてみましょう。年代と「費用リスク」の関係は個々の生き方によって様々です。おおまかに何歳代に何がある(何がしたい)かを列挙し、その「費用リスク」を逆算して該当する保険加入の時期と保険金額を検討します。
将来の「費用リスク」を予測する前に、まず現在の自分の家計状況を把握しておかなければなりません。次のものを作成してみましょう。
加入している保険について懐疑的になるのは、次の3つの理由が考られます。
楽天リサーチが、登録モニター(約136万人)の20代~60台の男女1000人を対象とした「生命保険に関するインターネット調査」によると、現在生命保険に加入しているという回答は全体の3.3%にのぼるものの、加入した保険に満足している人は全体の半分以下の49.6%に留まり、53.8%の回答者が生命保険への新規加入、もしくは見直しを検討しているそうです。
本書で紹介している各保険商品のデータは、2007年5月現在、各社がWebサイトやパンフレットで公開している情報をもとに、筆者(草野直樹)による調査や意見によって構成しています。各保険商品の詳細は時期より変更されることがあります。商品の検討をする際には、各保険会社に詳細をお問い合わせ下さい。