最終回:現在加入の保険は見直すべきか、継続すべきか 1/2

予定利率の引き下げは大きい

損害保険会社が生命保険会社の子会社を設立し、さらに自らも第三分野の医療保険を販売するに至ったことで、商品のバリエーションという点では、区別をつけるのが難しいほど増えてきました。

自分が加入していない保険や初めて知る保障などを見聞きすると、今の保険を解約してでも新しい保険を加入しようか、と迷ってしまうこともあるかもしれません。

たしかに、新しい商品の方が、少なくとも保障が「今風」に宣伝されているため、目移りするのは仕方ないかもしれませんが、だから即新しい保険につけかえ、というのは早計です。

生命保険の各商品が、どうして払込保険料よりも多い金額を保険金、満期金、もしくは解約返戻金として支払えるのかといえば、それは保険会社が予定利率による運用を約束しているからです。

その予定利率がバブル崩壊以後、4分の1以下まで下がっています。

年金保険のような積立型の保険はもちろんのこと、終身保険のような保障型でも加入当時の利回りで支払う保険金を設定しています。ですから、今保険に加入することと17年前の1990年に加入したのとでは、同じ保障でも保険料が明らかに違います。年現在加入中の保険が、高利率時代の"お宝"であれば、特別な理由がない限り解約・転換は「もったいない」から検討する必要はないというのが原則です。

予定利率

契約年 有配当 簡易保険
20年超 20年以下 10年以下
1985.4~1990.3 5.50% 6.00% 6.25% 6.00%
1990.4~1993.3 5.50% 5.50% 5.75% 5.75%
1993.4~1994.3 4.75% 5.75%
1994.4~1996.3 3.75% 3.75%
1996.4~1999.3 2.75% 2.75%
1999.4~2001.3 2.00% 2.00%
2001.4~2001.6 1.50% 2.00%
2001.7~ 1.50% 1.50%
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生命保険のウソ・ホント

出典:
生命保険のウソ・ホント
著者:
草野 直樹
出版社:
九天社