第六回:加入する保険は会社を統一するべきか 2/2

自分を合わせるのではなく、保険を自分に合わせる

しかし、保険会社によっては種目ごとの得手不得手があり、個々人の事情や目的によって、死亡保障はA社がいいが、医療保障はB社の方が合っている、ということはあるでしょう。総合型については、広く浅い保障が賛否両論あります。

また、あってはならないことですが、一本化して加入していた会社が経営破綻することもあり得ます。その場合、最悪は解約払戻金の90%の補償に留められてしまいます。

さらに、明治安田生命のトラブルで発覚しましたが、保険金は告知について何らかの軋騎で保険会社から「支払拒否」の憂き目にあわないとも限りません。防御策としても分散加入は意義があります。

いずれにしても、第一義的に考えるべきは、加入者自身にとってもっとも通した保障を設計することです。つまり、保険会社ではなくあくまで自分が主役であるべきです。保険会社を一本化したり、始めに総合型保険ありきといった考えでは、結局保険会社(の商品)に自分のニーズを合わせることになりますから、それは本末転倒といわざる得ません。

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出典:
生命保険のウソ・ホント
著者:
草野 直樹
出版社:
九天社