第五回:保険・共済・簡易保険のメリット・デメリット 2/2

保障の中身では生命保険
加入しやすさでは共済・簡易保険

では、具体的な商品による比較はどうでしょうか。

まず、商品の多様さでは文句なしに生命保険でしょう。共済は全労済が生命保険並みに終身タイプの医療保険を発売していますし、簡易保険も定期・養老・終身など生命保険が発売しているジャンルの商品を扱っていますが、やはり会社の数が多いだけ生命保険は商品にバリエーションがあります。

保障の額も生命保険です。死亡保障は3億円、年金は3000万円を限度に加入できますが、簡易保険は上限1000万円、共済もほぼ同様です。

設計の自由度も生命保険会社に軍配が上がるでしょう。いずれも、主契約に特約が用意されていますが、生命保険の中には、保障の設定そのものを加入者が自由に設計できることをセールスポイントとしているものもあります。

保険料(掛け金)の安さはどうでしょうか。保険料(掛け金)が低額である点で共済が優勢でしょう。都道府県民共済なら月払い2000円~5000円で、一通り保障の揃った全期型の定期保険に加入できます。簡易保険は、最低保険金を200万円、保険金設定を10万円単位で行えるなど、小口の加入に適しています。ただし、生協といってもいろいろあり、JA共済や全労済は生命保険並みの保障の商品もあり、ときには生命保険よりも割高ではないかと思えるものもあります。

加入のしやすさは商品にもよりますが、全体で白黒をつけるなら、生命保険の方が診査があったり告知のチェックが細かかったりする分、ハードルが高いと見ることができます。

簡易保険は「共済」に近いポジションにいますが、民営化後は「保険」に収れんされていくでしょう。

生命保険と共済の比較

  生命保険 共済
商品の多さ  
保障の額  
設計の自由度  
保険料の安さ  
加入しやすさ  
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生命保険のウソ・ホント

出典:
生命保険のウソ・ホント
著者:
草野 直樹
出版社:
九天社