優先度は、保障が第一、利殖は第二
「といっても、『戻ってくる』保険に入れば貯蓄になるのだからいいじゃないか」
という意見もあるかもしれません。我が国では1970年代ぐらいまでは、生命保険といえば養老保険がその代名詞のようなものでした。
しかし、貯蓄であるのなら利率は重要な問題です。現在の保険商品の予定利率は、貯蓄というにはあまりにも低すぎます。他の金融機関にもっと効率よく運用できるものがあります。
もちろん、今後の情勢次第で、将来的に生命保険の予定利率が上がる可能性がないわけではありません。バブル景気の頃は、たとえば予定利率の最も高い10年間の養老保険に、保険料が最も割安な一時払いで加入して、目的の運用を達成できる6年で解約すればもっとも効率よく「戻ってくる」というテクニックも流行しました。しかし、そんな「保険料転がし」は、保険の最大の目的である保障についての検討が後景に追いやられてしまいます。
いずれにしても、保険商品というのは、必要最低限の保障を買うものと割り切るべきです。
「戻ってくる」ものが絶対に悪いとはいいませんが、貯蓄性に期待せず、その保障内容を第一に検討することです。
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