外資系生保会社
生命保険は、外国資本だけの会社や、外国保険会社の支店形態をとっているものもあります。
たとえば、アリコジャパンは1972年に日本上陸したアメリカン・ライフ・インシュアランス・カンパニーの日本支社です。比較的歴史の浅い外国資本の保険会社の中では歴史の古い会社といえます。
従来からあった国内保険会社の破綻引き継ぎや吸収というケースもあります。AIGエジソン生命は旧東邦生命であり、ジブラルタ生命は旧協栄生命、日本団体生命の顧客資産はアクサ保険に引き継がれています。プルデンシャル生命は、破綻した日産生命の契約管理会社であったあお ば生命を子会社にした後、吸収合併しました。
AIGは、アリコジャパン、AIGエジソン生命、AIGスター生命、さらにはAIU保険、アメリカンホーム保険などを抱えるアメリカの世界的な保険・金融サービスグループです(AIGエジソン生命とAIGスター生命は、2007年中に合併の予定です)。
外資系のなかにはがん保険など第三分野(後に説明)を中心に販売したり、特定商品(変額保険)のみに時化している会社もあります。規模が小さい新興勢力は、機動力があって意思決定が早いという特長もあります。
ジブラルタ生命、アクサグループライフ生命、エイアイジー・スター生命、プルデンシャル生命、アリコジャパン、ジー・イー・エジソン生命などは、保有契約高(保険会社が保有している有効な契約の残高)が10兆円を超えています。
異業種系生保会社
さらに、異業種の資本が参入したケースもあります。 ソニー生命は、電機メーカーのソニーが100%出資する金融持株会社・ソニーフイナンシヤルホールディングスの100%子会社で、オリッ クス生命はオリックスグループによる100%出資の保険会社です。
ソニー生命は、「ライフプランナー」と呼ばれる営業員約4400人が、文字通り従来型の保険販売ではなくコンサルティングとしての保険募集を個人保険を中心に展開しています。
ソルベンシー・マージン比率と格付け
生命保険会社の経営の健全性を示す指標として、ソルベンシー・マージン(solvency margin)比率があります。日本語に訳すと「支払余力」です。大災害や株の大暴落など、予期し得ないアクシデントに対応できるだけの「体力」が、保険会社にあるかどうかを見るものです。
ソルベンシー・マージン比率は、
「ソルベンシー・マージン総額×100/リスクの合計額×0.5」
で算出され、200%を下回った場合には、監督当局より経営の健全性を回復すための措置がとられることになります。しかし、この比率だけで経営の健全性のすべてを判断できるとは限らず、200%を上回っていた保険会社が破綻した例もあります。
もうひとつ、保険会社の財務カを判断する基準として、格付け会社が保険財務カについて、アルファベットのA(a)やBなどを並べて評価する「格付け」があります。
加入者の立場からすれば、それらの評価が高くても「保険金不払い」をするような会社では信用できません。大切なことは、自らの求める保障に応えられる会社や商品の選択です。これらの指標は、保険会社の経営や財務状態を判断する際の参考程度に覚えておくとよいでしょう。
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